ではリードのことを少し。
クラリネットやサックスはマウスピースに1枚のリードをセットして、息を吹き込み、振動させて音を出しますが、オーボエのリードは2枚重なっていて、その2枚のリードを振動させて音を出します。ファゴットもダブルリード族。お仲間です。
オーボエ吹きは大抵リードを自分で作っていると思いますが、私も他のみなさん同様自分で作っています。不器用なので非常に下手です。市販リードを買うとお金がかかるし、自分の音を出すという意味でも自作リードを使っているわけですが...いつもリード作りには悩まされます。
リードの作り方については、日本オーボエ協会HPあたりを見ると、リード作りに関して書いてる人がいっぱいいると思うので...そちらを参考にした方がいいかと...。

私の場合は・・・
1.かまぼこ型ケーンを購入
2.シェイパーをかける
3.糸巻き
4.荒削り
5.仕上げ

私はリード作りを公開するほど極めていないし、指導も全く出来ませんし、私の作り方は全く参考になりませんので、簡単な字の羅列にとどめておきます。
舟形ケーンを買うと高いので、かまぼこ型ケーンをリード職人の友人から買っています。丸材からやればもっと安くあがるかもしれませんが、道具を揃えるのは大変ですし、リードを作るにも手間がかかるので...私もオーボエだけで生活しているわけではないので、ちょっと丸材から作るのは私の場合は無理ですね。
糸は、シルクは切れやすいのでナイロンを使っています。色は紺色が気に入っています。落ち着いた音がしそうな気がするので...「気がする」だけですが。シェイパーはリーガーのものを使っています。メイキングマシーンも持っておりませんので、全て手削りです。
正直言うと、リード作りはあまり好きではありません。どうも性に合わないというか、好きになれないのですね。リード職人の方々ってすごいなあ、と思います。「削っている時が1番幸せ♪どんな風に仕上がるのか楽しみでしょ」と言われることもありますが、私にはとてもそうは思えません。かなりの苦痛です。だからいいリードが出来ないのだろうなとも思いますが、こればかりは持って生まれた性なので...どうにもなりません。単純に、細かい作業が非常に苦手なのです。
なので、リードに関しての質問はしないでくださいね。(笑)答えられませんので...。